【番外編】上海ディズニーリゾートへの道(その8 ライオンキング編)

上海ディズニーランドの特徴のひとつが、併設されているシアターでライオンキングが上演されている点です。パークへ行ったついでに観劇もできるというのが東京にはない楽しみ方のひとつ。1日目の夜にライオンキングを見たので紹介します。

ライオンキングは中国語で獅子王


観覧するには
上海ディズニーのパスポートとは別で、チケットが必要になります(チケットの取り方はこちら)。当日券も発売されていますが、事前にネットで入手しておいたほうが確実です。劇場はパーク外なので、上海ディズニーのパスポートは必要ありません。日本でいう劇団四季のライオンキングがディズニーランドの横で上演されているようなイメージです。


会場の行き方
ライオンキングは、上海ディズニーランドに隣接するディズニータウン内の劇場で上演されます(パーク側にも入場口がありますが、私が行ったときはパークからは入れませんでした)。

上演開始は午後7時からですが、6時頃には会場内へ入れます。といっても、この時点では会場内のホールまでで、ベンチの数が少ないので座れない場合もあります。あまり急いで入る必要はないかも。座席へ案内されるのは開演20分前ぐらい。

服装はパーク帰りのお客さんが多いので、半袖短パンでもオッケーです。未就学の小さな子もたくさんいました。おしゃれしてきているお客さんもいましたね。ディズニーホテルに宿泊しているなら、一旦ホテルへ戻って着替えてくるのもいいかも。

もう一度、行く機会があれば、パーク近くのホテルに泊まって、ウォルフギャングでディナーを楽しんだあとにライオンキングを観劇するコースがいいなあ。

ディズニータウン内にある劇場


注意しておくこと
上演開始が午後7時からで、間に15分の休憩をはさんで終わるのが午後9時過ぎ。おみやげ買ったりしててなんだかんだで劇場出たのは9時半過ぎです。上演時間は約3時間ですが、ぴったり上演がはじまるわけでもないし、途中に休憩もはさむので劇場出るのが9時半ぐらいと思ってください。

ということで、一番注意しておくのが終電の時間。地下鉄の場合、終電の時間が午後10時20分(乗り継ぎの電車によっては終電ではアウトのケースも)とかそれぐらいです。よって、公演終わったあとはそんなにのんびりしてる時間はありません。劇場から地下鉄駅まではゆっくり歩いて徒歩15~20分ぐらい。

ですから、夕食やショッピングは公演のはじまる前に終わらせておく必要があります。食事するところはディズニータウン内にたくさんあるのでそこで食べるのが吉でしょう。

あやうく終電を逃しそうに


劇場内で買えるもの
劇場ホールの売店では、飲み物とちょっとしたおみやげが売ってます。気に入ったのはシンバのぬいぐるみ。日本でも売ってるかもしれないが、1匹160元ぐらいだったので2匹買ってみた。開演前に買っておいたほうが吉だろう。

シンバのぬいぐるみが売ってます


で、わざわざ上海で見る価値はあるか
ここは上海。当然、中国語での上演になります。ということで、チケットは日本より高いし、わざわざ上海で見る価値があるのかが問題になります。

私は、劇団四季のは見たことがなかったので、これがはじめてのライオンキング。結論から言えば、見てよかったです。日本にいればまず見に行くことのなかったミュージカルですが、ディズニー併設ということで敷居が低かったのがまず良かった点。ミュージカルに縁のない人間を招き入れてくれた。

はじめてのミュージカルでしたが、次は劇団四季のライオンキングを、そしていつかはブロードウェイのライオンキングも見たくなった。それほど感動した内容でした。中国だからと舐めてましたが、本場ブロードウェイがかかわっているみたいで、はっきりいって、クオリティーはかなり高いと思います。日本よりいいかも。

ということで、ライオンキングを見たことがなくて、時間に余裕があるなら必見です。また、四季のライオンキングをみたことがある方は、比べてみるのもおもしろいかもね。わたし的には、今回の上海ディズニーで一番よかった体験でした。

追記
先日、東京で劇団四季のライオンキングも見てきたので上海版と比べてみました。結論から言えば、上海版のほうがはるかに良かった。四季版の物足りなかった点を挙げていくとこんな感じ。

はっきりと優劣がついたのが祈祷師のヒヒ、ラフィキ役(福井麻起子)。これはもう上海のほうがはるかに良かった。声量があって、歌もうまい。素人目に見てもはっきりと違いがわかる。高校野球とメジャーリーグぐらいの差。開演まもなく、上海版ラフィキの歌声で一気にライオンキングの世界に引き込まれたのに比べると、日本版はそれほどの感動はなかった。

次、音響というか演奏というかそのあたり。ライオンキングでは、打楽器中心の音楽が生演奏されるわけですが、どうも四季のほうが音響関係が弱いような気が。四季版では演奏スペースがステージ下の左右に配置されているからか音の響きが弱い?一方、上海版はステージサイドの2階部分に演奏スペースが取ってあるので音が客席に伝わりやすいのか。ま、演奏者が下手なのかもしれないし、上海が最新機器を使っているから良いという可能性もあるかな。ここもはっきりと違いが感じられた箇所。

もひとつあげるなら、やはり演者の質。特に序盤登場のシンバの父ムファサ(平山信二)と2人の子役ヤングシンバ(大東リッキー)とヤングナラ(原田くるみ)がイマイチ。ムファサは明らかに格落ち。全体的に上海のほうが歌もダンスも上だなあと感じた。ただ、ライオンキングは日替りで演者が変わり、当たり外れもあるということも聞いたので、私が観た日がたまたまハズレ会だったのかも。

影絵も上海版のほうがきれい。ステージの使い方も四季版は動物たちの動きが窮屈な感じがしたのに対して、上海版はダイナミック。ステージのサイズやセットはほとんど同じだと思うんだけど、何が違うかはわからないが、全体的に上海版のほうがスケール感があっていい。

あと、四季の劇場は狭すぎ。座席が狭いし、通路も狭いので、なんか全体的に窮屈な感じ。といったあたりが率直な感想でした。四季は劇場が移転して新しくなるようなのでこのあたりは改善されるかな。しかし、いよいよブロードウェイのが見たくなってきたぞ。。。

その1 事前の準備
その2 オンラインチケット予約
その3 ライオンキング予約
その4 アプリ
その5 入場編
その6 いろいろ編
その7 アトラクション編
その8 ライオンキング編

1 件のコメント:

  1. 上海その8「ライオ○キン○編」について至急お願いがあります。 申し訳ありませんが、子供の名前を削除いただけないでしょうか。学校で記事のスクショがSNSに晒され、イジメの火種となっており苦しんでおります。 四季は情感より言葉、母音式や発声に重きを置いており、特に子供は強く出てしまいます。学校行かずに徹底したスペシャリストを育てる中国の子供とは比になりません。どの子で御覧になっても同じなのです。 ガッカリされたお気持ちは良く分かります。名前なくても十分伝わりますので、どうか宜しくお願い致します。

    返信削除